信念とリーダーシップについて相当長々と。

ここにきてようやく体調も落ち着いてまいりました

風邪でヒーヒーいわされましたが仕事を休むわけにもいかず、やるべきことを

しっかりやっております。

特に今取り組んでいるのは就業規則全般の改訂

その中でも特に評価制度、賃金規程、退職金制度の見直しです

いや、見直しというより大改革と言ってもよいと思います。


ワタクシが仕事をしていくうえでの信念、自分自身の根っこにあるものは

「全社員を幸せにする」ということです。

「全社員を幸せにする」というのは、自分自身の考え方の出発点であり、

迷ったとき、苦しいとき、壁にぶつかったときに必ず戻る原点でもあります。

自分の信念、もっというと自分の「正義」でもあります。


当然、何をもって「幸せ」かということは個人の価値観によって異なります。

ワタクシ自身の「正義」を押し付けるわけにはいきません。


では「全社員を幸せにする」というのは不可能ではないか、幻想ではないか

ということになるのですが、


それを論ずるよりも、


「今取り組んでいる会社の規則や仕組みの改革も『全社員を幸せにする』という

自分の信念を出発点として考え、作っています。」

ということを全社員に真剣に「伝えること」が一番たいせつなことだと思っています。


自分の信念に基づいて作ったものが「全社員を幸せにする」ことができるか

どうかと言われたら、確かにできないかもしれない。


でも自分の信念を信じて走り続けることによって、

昨日よりは今日、今日よりは明日、ほんの少しでもよいから誰かを幸せにできるかもしれない。

私はそう考えています。


規程やルールなんてものは、所詮ただの決め事に過ぎず、

それがあれば誰かを幸せにできるとは決して思いません。

でもそこに自分の信念や思いを込めることによって初めて

意味があるものになるのではないでしょうか。



会社というものは例えるならば、大海原に出航した船のようなものです。

何よりもまず、目的地がどこなのか乗組員が知らなければなりません。

そして、その目的地に対して自分たちが今どこにいるのか把握しなければならない。


船が走っている方向は正しいのか、これから進む海域は穏やかなのか、波が荒いのか・・・

それらの指針が企業における経営計画であり、指標であるわけで、

それらが無ければ、目的地も海図もないまま大海原に出航するようなもので

間違いなく漂流して全員餓死するか、沈没します。

そうならない為に緻密な計画を立て、常に進路を確認し、水や食料が

どれだけもつのかチェックし、少しでも多くのお金を稼いで、船員の苦労に報い、

船が壊れたときや万一漂流したときに備えて、お金や食料を備蓄しておく。

苦しいときに船員を励まし、一緒に耐える。

そして誰よりも働く。

それが船長の役目であるし、それは信念と理念(目的地)が無ければ

できないのです。


おかげさまでワタクシは大小様々な企業の経営者様と接する機会を

得ることができています。


その中で「この人はすごい経営者だなぁ」と尊敬した人は必ず、

何よりもまず社員を大切にしている方達でした。


普段の生活においても「金を持っている」とか「肩書き」で

語る人もいます。しかしそれらは今現在の立ち位置に過ぎず、

明日はどうなるかわからないものです。

それよりも私はその人にどんな信念があるのか、どんな正義を

持っているのかに興味があります。

どのフィールドにおいても自分の信念に従い、ブレることなく追求し続ける人が

とても輝いて見えます。

私は社員に給料、賞与、退職金を少しでも多く支給できるよう

全力で仕事をしたいと思っています。












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